がん撲滅へ新たな一歩 市政報告 最新鋭手術支援ロボット視察 横浜市会議員 たのい一雄
がんで亡くなる方の命を、どうにかして一人でも多く救いたい――。
これは、「がん撲滅横浜市会議員連盟(がん議連)」の会長としての私の信念と個人的な強い思いを込めています。日本では2人に1人が生涯でがんになると言われており、私の妻も2003年にその尊い命をがんで失いました。
それ以来、がん対策により力を入れ活動してきました。2014年には関係機関に働きかけ「横浜市がん撲滅対策推進条例」を制定。さまざまな啓発活動に取り組んでまいりましたが、がん撲滅へ新たな一歩となる報告をいたします。
5月中旬から質の高いがん医療を安心して受けることができる地域がん診療連携拠点病院の「横浜市立大学附属 市民総合医療センター」(南区浦舟町)に最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチXi」が2台導入され徐々に運用を拡大していくことになっています。運用に先立ち4月下旬に視察してきました。
ダビンチ手術は従来の手術と比べ出血量が少ないなど患者の体への負担が少ない利点があります。低侵襲手術の新たなスタンダードとして注目が集まっており、ロボットアームに内視鏡や電気メスを取り付け、医師が離れた場所から操作して手術を行うこが可能です。金沢区の同大学附属病院では1000例以上の治療を行っており、本格導入後、胃がんや肺がん、前立腺がん、子宮頸がんなどに対しダビンチ手術を施行しています。
医療技術の革新で救える命もありますが、なんといってもがん対策は「早期発見」「早期治療」が重要です。横浜市でもがん検診の受診を促していますが、過去の統計では子宮頸がん、乳がん、大腸がん、肺がんは全国平均を上回っている一方、胃がんは5・4%と全国平均の8・1%を下回るなど決して受診率が高いとは言えません。
今後もがん対策を一生懸命進めていきます。
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
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