栄区美術家協会会長で横浜芝山漆器研究会会長を務める漆芸家、赤堀郁彦さん(栄区柏陽・85)がこのほど、台湾工芸の研究や教育普及の面で貢献したとして、国立台湾工芸研究発展センターから感謝状が寄贈された。
赤堀さんは漆地に象牙や貝類をはめこむ横浜の地場産業「芝山細工」の技術保存に関わりながら、ステンレスやチタンなど工業材を漆と融合させた独自の作品を発表してきた芸術家。東京芸大美術学部で漆と出会い、多くの展覧会での入選や紺綬褒章、横浜文化賞受賞など、その作品は国内外で評価されている。
台湾漆芸界との交流は2018年からで、ワークショップの特別講師として、現地の研修生へ工芸技術の伝承交流を行ってきた。さらに、2019年には日本・台湾漆芸交流展を開催するなど精力的に活動してきた。
昨年9月にも台湾で交流展を開催する予定だったが、コロナ禍で中止に。同展覧会で掲示する予定の作品5点を同センターへ寄贈した。赤堀さんへの感謝状は作品寄贈やこれまでの活動への功績が評価され実現したもの。赤堀さんは感謝状を手に「これからも日本と台湾の漆文化の懸け橋になれれば」と話す。
栄区美術家協会主管の協会展が2月22日から27日まで区民文化センターリリスで開催予定。10時〜17時(初日は13時から、最終日は16時まで)。入場無料。
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