港南区港南台の杉浦紀子バトンスタジオに所属する平久井愛由さん(金沢区在住・25)と齋藤晟さん(港南区在住・18)が先月、イングランドで開催されたバトントワーリングの世界大会「アーティスティックペア シニア部門」で世界1位となり頂点に立った。現地で観戦した杉浦主宰は「決勝ではノーミスで息の合った演技で観客を魅了した」と愛弟子二人に賛辞をおくった。
バトントワーリングは棒状の手具「バトン」を回転させる「トワーリング」という意味の競技。大会ではバトンの正確なテクニックや操作方法、スピード感、身体表現の総合演技、エンターテインメント性等が評価される採点スポーツだ。2人が出場したのはイングランドで開催されたIBTF(国際バトントワーリング連合※加盟39カ国)世界バトントワーリング選手権大会。
アーティスティックペア シニア部門にはアメリカ、カナダ、フランス、イタリア、日本などから25組が出場。予選を難なく通過しファイナルの10組になると、決勝では演技中にバトンを落とさない「ノードロップ」の演技を披露し、国内での練習の成果を遺憾なく発揮した。3人中、2人の審査員が最高得点で評価し、世界1位に輝いた。
平久井さんは「(決勝の)本番では、練習の時以上に楽しく、気持ちをのせて演技することができた。杉浦先生をはじめ、応援してくださった皆に感謝の気持ちでいっぱい」と話し、齋藤さんは「愛由先輩と初めてペアを組み楽しい1年間だった。気持ち良く大きく演技でき、ノードロップで1位を頂けて嬉しかった」と優勝の喜びを口にした。
また、齋藤さんはアーティスティックトワール男子シニア部門でも1位に輝き2部門で頂点に立った。同スタジオからは榎将臣さん(13)もジュニア部門に出場し10位入賞を果たした。
大会を振り返り杉浦主宰は「3人の選手の頑張りをたたえ心から感謝している」と労った。
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