ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に合わせ、フランスのポンルヴォワで9月上旬に開催された7人制の国際大会に、U15女子日本代表として参加した日野在住の大川世夏さん(日野南中2年)が7人制初代王者(※試合部門)に輝き帰国した。
ラグビーW杯で盛り上がるフランスで15歳以下を対象とした7人制の国際大会「ラグビーヘリテージカップ2023」が9月上旬に初開催された。5大陸12の国と地域から39チーム(男子21チーム、女子18チーム)が参加。大会では試合にとどまらず、文化的な交流・体験やリーダーシップ育成など人間形成につながるプログラムが多くあり、その総合得点によって順位が決定する。
「嬉しかった」
兄と姉の影響で小学校1年生の時に日野小を拠点に活動する横浜日野タグラグビークラブに入部。現在は所属する横浜ラグビースクールでの練習に加え、県の女子選抜チームでも汗を流す。
大川さんは英語のレポートや作文などの第一次選考を通過し、国内での第二次選考「セレクション合宿」を経て、12人の代表に選出された。
フランスで日本代表の公式ユニフォームを受け取った大川さんは「おお〜」と感動し、「嬉しかった」と当時を振り返る。2日、フランス、トンガ、ウェールズの3チームと総当たりのリーグ戦で、司令塔として作戦を立てるスタンドオフで出場し3戦3勝に貢献した。予選を通過し、決勝トーナメントに進出。準々決勝はニューカレドニアのチームと対戦し、40―5で退けた。準決勝ではオーストラリアのチームに45―15で勝利し、決勝へ。ニュージーランドの強豪チームと一進一退の攻防を見せ、25―20の1トライ差で初代チャンピオンに輝いた。
「皆で喜びを爆発させて優勝を祝った」と大川さんは破顔した。
「誇りでしかない」
16日、フランスから帰国し日野小を訪れた大川さんに横浜日野タグラグビースクール監督の清水克則さん(59)は「努力して考えることができる選手だった。(ラグビースクールの)誇りでしかない」と労った。
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