栄区にある学校法人 柳下学園 やまゆり幼稚園(柳下洋一理事長/柳下佳子園長)に勤務する教諭ら6人が今年度から栄消防団に入団した。これを受け、栄消防署と栄消防団はこのほど、同園で消防団協力事業所表示証交付式を実施。団員らは11月3日の栄区民まつりに参加するなど精力的に活動している。幼稚園、保育園での協力事業所は栄区内では初。
消防団協力事業所は複数の団員が在籍する事業所や消防団に活動場所を提供するなど協力する事業者が認定される。やまゆり幼稚園の6人が入団したのは、同園父の会のメンバーだった栄消防署総務・予防課消防団係の後藤正宏さんがきっかけだ。後藤さんは、区内の幼稚園を回り、消防団員への加入促進活動を行う中で、自身の子ども3人が卒園したやまゆり園にも声をかけ、6人が加入する運びとなった。
今回の入団で栄消防団員は9月1日付で331人となり定員370人に対し、充足率は89・4%という状況だ。6人は第三分団第3班に所属し、鍛冶ケ谷町、若竹町、中野町、柏陽などの地区を担当する。
交付式では増田明彦消防団長から消防団協力事業所と書かれたプレートと認定書が柳下園長に手渡された。飯島俊朗消防署長は「園児の命を預かる責任ある仕事につく6人が入団し、感謝している。『のびのび なかよく すこやかに』活動しましょう」と同園の教育目標を絡めメッセージを送った。また、増田団長は「40年以上活動する団員もいる。末永く活動していただければ」と話した。新団員の山之内涼香副園長は「命を預かる保育現場で救急などについて学びたいと思い入団した。地域の方とつながり安全について、共に学んでいきたい」と語る。
同園では10月末に地域住民も参加した防災訓練を実施。園庭に起震車を用意し、地震時の防災や消火の大切さを園児らに伝えた。さらに、同園の新団員は3日の栄区民まつりに参加するなど団の広報活動にも一躍かっている。6人は地域の安全のために今後も消防団活動を推進していく。
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