港南警察署は15日、特殊詐欺への注意を促す声かけ活動を市営地下鉄上永谷駅前のバスロータリーと、三菱UFJ銀行上永谷駅前ATMコーナー付近で行った。
この活動には、同署員の他、港南防犯指導員、港南防犯協会会員も参加。道行く人や、ATMを利用する人に、チラシや除菌シート、メモ帳などのグッズを配りながら、特殊詐欺への注意を呼び掛けた。
同署によると、昨年の特殊詐欺認知件数は54件で被害額は約1億8600万円。前年比で13件、約9100万円のプラスとなっており、被害が拡大している。また、今回の活動が行われた三菱UFJ銀行上永谷駅前ATMコーナーでは、先月、区役所職員を語る犯人からの還付金詐欺が発生しており、同署は警戒を強めている。
同署担当者は「特殊詐欺は固定電話にかかってくるものが多い。電話を取る前に警告が流れるなど、迷惑電話防止機能のある電話を使うことで、犯人が躊躇することがあるので、ぜひ利用してほしい」と話している。
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