障害者スポーツ文化センター「ラポール上大岡」で5月17日から5月27日まで、脳に障害があるフォトグラファー3人による写真展「No Damage, No Life.〜脳ダメージがあってこその、人生〜」が開催された。期間中は「日常生活の中の風景」をテーマに撮影した約100点の写真を展示。400人以上が来場した。
不屈の精神で復帰
同写真展の発起人となったのは川名マッキーさん。2020年に脳出血を発症。後遺症で右半身麻痺、構音障害による発音不備が残っている。加藤俊樹さんは2012年、脳出血に倒れて失語症に。フィリップ本橋さんは2019年に脳梗塞を発症し、左半身麻痺となった。3人とも脳の疾患で倒れる前から写真に携わる仕事に従事していた。懸命にリハビリを繰り返した結果、全員が2年以内に復帰を果たしている。
今回の写真展を通して川名さんは「3人が力を合わせることで、より大きな力にできるのではないだろうか」とこれからの活動に意欲を見せた。「光や色、反射等の写真で失語症の症状『ジャーゴン』を感じてもらえたら」と加藤さん。本橋さんは「新しいチャレンジをするための第1歩にしたい」と今後の弾みとした。
当日は、写真の他にも脳にダメージを負った当事者・家族向け「情報コーナー」も設置。失語症の人が集うサロンの案内チラシ等が並べられた。写真展を通して、同施設の戸村毅さんは「共生社会の実現。障害がある人も、ない人も共に活動できるような世の中になってほしい。この写真展がその一助となれば」と話した。
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