今年度から上大岡連合町内会長に就任した 荻久保 源司さん 上大岡西在住 82歳
上大岡の良さ、後世に
○...「地域の人たちとの交流が喜び」。連合会長に就任するまでの活動を充実した様子で振り返る。上大岡にある5つの町内会をまとめる立場に就いた現在でも防犯指導員を務め、現場での活動を継続。町で声をかけられることも多い。「体が動くうちは、上大岡のために一所懸命動いて皆さんと交流を深めたい」と現場主義のぶれない姿勢を見せる。
○...出身は上大岡。父親が経営する工務店で働きながら、22歳で消防団に入団して地域活動に励むようになった。その後、周囲の人からの勧めで30代から上大岡第二町内会の役員として活躍。その後は防火部長や会長を歴任した。これまで上大岡で家業を続けてこられた感謝を胸に地域のために働いた。こうした経験が評価され、前連合会長からは「自分よりも地域に詳しいから」と指名を受けた。
○...28歳の時には父が脳梗塞に倒れたことで急きょ、家業を継ぐことに。当時のことを「未熟な自分と年齢が離れた職人たちとで円滑なコミュニケーションを取るのに苦労した」と振り返る。現在は会長として3代目の息子を支えている。時間が確保できるようになってからは能面作りに挑戦。これまで作った能面は30個を越え、「物として手元に残ると、愛着が沸いてくる」と笑顔で話す。
○...町内会の活動としては2年前に第二町内会館を建て替えたことが1番の誇り。「町内会に財産を残せたことがうれしかった」と満足げ。連合町内会長としては「夏祭りなど、上大岡の文化を後世に残していきたい」と次の世代へ財産を残すことへ意欲を見せる。さらには「連合に所属する町内会を集結させた、行事を開催してみたい」。新たな取り組みへの展望を語った。
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