平和理解は草の根から 横浜市会議員 たのい一雄
1945年8月15日―。港南っ子は79回目の「終戦の日」に何をしていますか?戦争を知らない世代に戦争の経験と悲惨さ、平和の意義を伝えるために1982年にこの『8月15日』を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議決定されています。
横浜では1945年5月29日未明、米第21爆撃機集団所属のB29編隊517機がマリアナ基地を発進し、午前9時20分頃に横浜上空に達し、約1時間で総数43万8576個の大量の焼夷弾が投下されました。私が4歳の時ですが、上大岡の防空壕へ逃げ込み、子どもながらに戦争は恐ろしいと体験しました。中区、西区、南区、神奈川区を中心に木造家屋は瞬く間に猛火に包まれました。
このような幼少期の経験もあり、国際平和を推進する横浜において、私は30年以上にわたり港南区子ども会連絡協議会の会長として、最戸にある神奈川県戦没者慰霊堂の清掃活動を続けています。これには地元子ども会と連携し、清掃活動を通じて、慰霊堂への理解を深めてもらうと同時に、平和の尊さや大切さを知ってもらい、戦争を二度とおこさないように草の根の運動を長年続けてきました。引き続き地元での平和教育活動に力を入れていきます。
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