マカオで6月29日から30日にかけて開催された「アジア&オセアニアサンボ選手権大会」で、栄消防署に勤務する吉野美貴子さんが女子54kg級で準優勝した。7月23日に栄区長へ表敬訪問をし、秋の世界選手権の話などに触れた。
ロシア発祥であるサンボは関節技や投げ技を決めてポイントを競う格闘技。柔道やレスリングに似た競技で、柔道と同じく「一本」を取った場合はその場で勝敗が決する。また、制限時間内に8ポイント以上の差がついた場合は「テクニカル一本」となり、その時点で勝者が決まる。
2月4日に行われた「第50回全日本サンボ選手権」で優勝した吉野さんは今回の「アジア&オセアニア大会」と「世界サンボ選手権大会」の出場権を獲得。全日本での優勝は2回目だが、国際大会への出場は初めてだったという。
「間合い」を意識
9人が出場した「アジア&オセアニア大会」。一回戦はトルクメニスタン代表と対戦した。序盤は相手選手の猛攻を耐え、後半には相手側の反則により先制。その後は果敢に投げ技を仕掛け、5対2で勝利した。続く2回戦のタイ代表に対しては「間合い」を意識。足技を受けないように距離を詰め、攻め続けた。序盤から立て続けに投げ技を決め、約1分強で11対0となり、テクニカル一本で勝利した。決勝ではカザフスタン代表選手と対戦。相手が吉野さんの投げ技を警戒し、思うように攻められない時間が続く。その後、隙をつかれて失点。3対0での敗戦となった。大会を終えて、吉野さんは「様々な代表選手の戦い方を見られて良かった」と笑顔で振り返える。
消防士との両立
栄消防署警防課に勤務する吉野さん。松永朋美区長への表敬訪問では、栄消防署の家田昌利署長も同席。今後の活動に向けて吉野さんへ激励の言葉が送られた。同大会について「長期間の休みになってしまったが、周りの助けもあって参加することができた」と話す。11月は世界選手権に出場予定で、「職場の皆さんへの恩返しをしたい」と意気込みを語った。
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