設立50周年を迎えた犬山町会の会長を務める 萩野 正夫さん 桂台東在住 76歳
仲間と町の未来見据える
○…50周年を記念した「犬山フェス」を会長就任2年目で成功させた。企画当初は協力団体を募るところから、手探りで準備を進めてきた。「これも気の合う仲間たちとやってこれたおかげ」と満足気。「この街が活気であふれるようにしていきたい」とイベントを終えたばかりだが、さらに町会の活動を加速させていく姿勢を見せる。
○…出身は新潟県。3人兄弟の末っ子として生まれた。「小さい頃から工作が好きで、先生に褒められたのを覚えている」。これが原体験となり、ものづくりやデザインに興味を持つように。工業高校へ進学し、卒業後は音響メーカーの製品デザイン部門で勤務した。その後は兄の経営する会社へ転職。前職の経験を生かして会社のパンフレットやロゴをデザインし、企業イメージの定着に注力した。
○…60歳を過ぎてから犬山プラチナ会のハイキングクラブに夫婦で加入。初代部長を務めた。昨年はクラブの15周年記念誌を自らデザインし、ロゴも作成。ボウリングクラブにも所属し、「クラブ活動やボランティアに参加することで、しだいに地域住民との交流が増えた」。その後2019年に勧誘を受け、町内会の役員に加入した。
○…会長就任後は、災害時に使用できるトランシーバーの導入、コロナ禍では災害時用に貯めていた資金で消毒液の購入を実施。「やるからにはしっかりやりたい」と積極的な町会運営を行った。「組織に対する考え方は会社員時代の経験が生きている」と語り、「音響メーカーでデザインを考える時に、周囲の意見を聞きながら物事を進める癖がついた」と振り返る。「今後は若い人にも町会に参加してもらえるように工夫したい」と話し、次の50年を見据える。
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
<PR>
|
|
|
|
|
|