サッカーJ3・Y.S.C.C.の副キャプテンとして3月15日のリーグ開幕を控える 藤川 祐司さん 港南区在住 27歳
再び走り出した「夢の続き」
○…3月15日に2期目のシーズン開幕を迎えるサッカーJ3。地元横浜をホームとするY.S.C.C.で今年、副キャプテンを任された。「期待に応えたいという気持ちは強い。年齢的にも立場的にも、責任感を持ってチームを引っ張っていかないと」。サッカーの道は、引退により1度途切れた夢だった。「覚悟をもって戻ってきた。1年でも長くサッカー選手でいられるよう、1試合ごと必死で戦うのみ」
○…神奈川大学を卒業後、J2・水戸に入団し、1年目から22試合に出場する活躍を見せた。だが左足のアキレス腱炎を発症すると、3年目のJ2・松本時代には、ベッドから降りて足を着くだけで激痛が走るほどに。麻酔を打って試合に臨み続けるうち「あれだけ好きだったサッカーが、嫌で仕方なくなってしまった」。引退を決め、もう1つの夢だった教員の道を目指すことにし、臨時任用で県立瀬谷養護学校の保健体育の教員として着任した。
○…少しずつ運動もできるようになったころ、大学時代の友人の誘いで現チームの練習に足を運ぶように。その後、J3参入を決めた同チームからオファーを受け、「やるなら最後のチャンス。不完全燃焼のままで終わるより、だめでもすっきりした方が良い」とピッチに戻ってきた。加入したばかりの昨季序盤は身体づくりに専念し、夏ごろから試合に復帰。「試合中に自分からの声がけが増えたのは、教員経験の影響もある。年を重ねるごとにサッカーが面白くなってきてる」
○…相武山小、港南中出身。兄の影響でサッカーを始め、南ヶ丘キッカーズを経て小4からマリノスの下部組織に。そのころから現在と同じDFだった。神大1年の時には関東選抜に選ばれ、1歳上で同じDFの長友佑都選手らとの出会いも刺激となった。「自分の場合、プロになれたのは抜群の能力があったからじゃない。たぶん、『やめなかった』から」。取り戻した情熱を胸に、再び夢を追う。
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