明石家さんまさんが企画・プロデュースを務める上映中のアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」に港南区・栄区の書道教室の生徒作品が登場している。書は知的障害がある生徒が手がけたもので、アニメ本編のシーンに組み込まれているほか、題字にも採用されている。
同映画は西加奈子さんのベストセラー小説をアニメ映画化したもの。主人公の肉子ちゃんの声を大竹しのぶさんが担当し、木村拓哉さんの娘のCocomiさんが声優に初挑戦するほか、人気声優の花江夏樹さんも共演するとあって話題を集め、6月11日から全国で公開されている。
そんな同作に登場するのは栄区在住の書道講師・居原田礼子さんの生徒たちの作品。居原田さんは港南区の「地域活動ホームひの」などで25年以上にわたり知的障害がある子どもたちに書道を教え続け、今では小学生から50代まで40人以上の生徒を指導している。
「海獣の子供」に続き
居原田さんは2年前、映画制作を手がける「STUDIO4℃」の関係者と出会い、アニメ映画「海獣の子供」と生徒作品のコラボ作品展が実現した。監督の渡辺歩さんも会場に足を運び、交流があったという。「肉子ちゃん」もSTUDIO4℃がアニメーションを制作し、渡辺監督が手がけていることから声がかかったという。
生徒らの作品は今回、そのままアニメ化して映画に登場しており、題字を書いた望月朝陽さん(25歳・港南区在住)をはじめ、生徒の名前はエンドロールやパンフレットにも記載されている。
映画を鑑賞した居原田さんは「生徒たちの作品や生徒たち一人ひとりを大切にしてくれていて感動した。全国のスクリーンに映し出されていると思うと、現実味がないくらいうれしい」と思いを語った。
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