検証3.11 その時「行動できた人6割」 子育て世帯に震災アンケート
横浜の子育て情報メルマガ「ベイ★キッズめ〜る」を運営するNPO法人シャーロックホームズ(西区)が、小学生以下の子を持つ保護者(メルマガ会員)を対象に実施した、震災に関するアンケート「3.11その時あなたはどうした?」の調査結果を発表した。
調査は3月29日から4月2日までの5日間インターネット上で実施。「地震発生時誰とどこにいたか」「何をしたか」などの状況把握から行動パターンまで10の選択式設問と自由記述で構成。主に母親から444の有効回答が寄せられた。
調査報告によると、今回の地震発生時に自宅にいた人は約半数にのぼり、そのうち子どもといた人が全体では66%だったが、0歳〜3歳の未就園児だけでみると78%にものぼった。また、発生直後は抱きかかえるなど「子どもを守ろうとした」人が27%となり、「机のしたにもぐる」「窓を開ける」などの具体的な安全行動をとった人を加えると約6割が行動を起こした。安否確認に携帯電話を、情報収集にテレビを活用した人はそれぞれ6割となっている。
自由記述では、子どもを抱えて外に飛び出すなど実際に自分が取った行動が正しかったのか、家族(夫)と連絡がとれない中一人で子どもを守らなければいけないストレスと不安、行政による的確な情報提供と防災訓練へのニーズ、自宅の防災対策の見直しなどの記述が目立った。
「母親たちの震災への不安は、知識不足や災害対策が不十分であることからくるものが多い。これからも継続に震災アンケートを実施し、行政などへの提言もふまえて防災に役立つ情報を提供していきたい」と、同NPOでは今回の結果をもとに、母親目線の防災情報をまとめた無料情報紙を7月に発行する予定。
調査結果の詳細はhttps://sites.google.com/site/baykidswiki/researchにて。
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