野毛の老舗洋食屋「センターグリル」(石橋秀樹代表・中区花咲町)がこのほど、ナポリタン愛好家の団体「日本ナポリタン学会」(田中健介会長)から中区初の認定店舗に選ばれ、4月20日に認定証の授与式が行われた。
日本ナポリタン学会は横浜が発祥の地と言われるナポリタンの良さを多くの人に知ってもらおうと、イベントや研究を行っている市民団体。こだわりを持つナポリタンを提供する店舗を認定しており、すでに都筑区の「都筑亭」や南区の「ぱぁらー泉」を認定していて、中区ではセンターグリルが認定第1号となる。
センターグリルは1946(昭和21)年に創業し、60年以上の歴史を持つ横浜を代表する老舗洋食屋のひとつ。同店の石橋さんは「戦後間もない頃に店を開き、みんなに栄養のあるものを、安く、多く食べてもらいたいというのが先代のこだわりだった」と話す。その創業時から変わらぬ味として市民に親しまれてきた同店のナポリタンは、2・2ミリの太麺に具はハム・玉ネギ・ピーマン、そしてケチャップの少し甘めの味付けで、誰もが子どもの頃に食べたことのあるような懐かしい味に仕上がっている。
4月20日の認定式では、同店に認定証が手渡された。石橋さんは「大変嬉しく、先代も喜んでいると思います。認定店の名前に恥じぬよう、これからもお客様のために美味しいナポリタンを作り続けます」と喜びを語った。
同学会の田中会長は「これからもナポリタンに関する情報発信を通じて地域の活性化に役立てていきたい」と話していた。
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