「YOKOHAMA本牧ジャズ祭」(8月28日)の実行委員長 渡辺 梓さん 中区在住 42歳
音楽の力感じる空間に
○…本牧に熱い夏が帰ってくる。昨年の中止を経て、2年ぶりの復活を果たす「YOKOHAMA本牧ジャズ祭」。その実行委員長に就いた。「正直に言うとジャズには詳しくないんです」と笑いながら「だからこそお客さんと同じ立場で、私自身が音楽からもらったエネルギーを感じてもらえる場になれば」。間近に迫った舞台に思いを馳せる。
○…出身は静岡県。高校卒業後、仲代達矢さんが主宰する劇団「無名塾」に入団。20歳の時にNHKの連続テレビ小説『和っこの金メダル』で主役を務め、現在も舞台、テレビで活躍中だ。初めて本牧ジャズ祭に参加したのは、デビューから間もない頃。「子どもから大人まで、みんなが自然なスタイルで音楽を楽しんでいる姿が印象的でした」。当時、役柄と自身とのギャップに悩むことも多かったが「横浜では誰もが一人の人間として受け入れてくれた。そのままでいいんだ、と思えた場所でした」と振り返る。委員長就任の打診にためらいもあったというが「きっと縁が巡ってきているに違いない」と快諾した。
○…”縁”と表現したのは自身も昨年6月、中区若葉町にオープンスペース&カフェ「nitehi works」を開設したからだ。築44年の古ビルをリノベーションした同拠点は、音楽、アートイベントの開催を通じた地域活性化を目指す。スペシャル企画「Rainbow to go」の一環として、稲吉稔代表の作品展が開催中など、今後も興味深い催しが続く。「ただの箱ではなく、参加者との対話により変化する空間にしたい」。その確かな手ごたえを感じている。
○…今は家族とともに若葉町に住み、地域とも関わりを深めている。二人の子の母親でもあり「親のわがままに付き合わせているのでは、と迷うこともあります」と心情を明かす。「でも、アートが身近にある環境を将来に活かしてもらえたらうれしい」。アートと横浜の可能性を信じ、それを広げるための挑戦が続く。
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