神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2014年3月6日 エリアトップへ

市社協とTSUTAYA 「寄付本」制度をスタート 買取額を福祉基金に

社会

公開:2014年3月6日

  • LINE
  • hatena

 読まなくなった本を売ることで、障害児者の福祉やボランティア活動に役立てる。そんな取り組み「ヨコハマ寄付本」が3月1日から開始された。横浜市社会福祉協議会(市社協)とTSUTAYA横浜みなとみらい店の連携により実現した。市社協は「寄付文化の醸成に役立たせたい」と話している。

 この「ヨコハマ寄付本」の取り組みは、個人や企業がTSUTAYA横浜みなとみらい店に本を持ち込み、その買取相当額が福祉目的に活用されるというもの。

 寄付先は、市社協が管理運営する「障害者年記念基金」「よこはまあいあい基金」「福祉基金」「善意銀行」のいずれか。目的や使途が異なる4種類の寄付先を設け、本を持ち込んだ側が選択する仕組みだ。また寄付本の一部は、高齢者施設など地域の福祉活動拠点に寄贈される。

 TSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)」(CCC)=東京都渋谷区=が、社会貢献活動の一環として昨年11月にこの取り組みを市社協に提案した。

 同社は、2010年に「エコブックス」という名称で中古本の買取・販売事業に参入。現在、全国に約30店を展開している。「寄付本」は、この事業の認知度向上も目的の一つとしており、昨年9月に福岡店で地元のNPO法人と協力し試験的に導入した。同社によると、これまでTSUTAYAの利用者層として薄かった40代後半以上の来店増につながったという。

 同社は関東圏でも寄付本を実施しようと、その拠点にエコブックス1号店を併設する横浜みなとみらい店を選定。横浜市がリサイクル意識の啓発に力を入れていることも理由になった。

 市社協では、これまで寄付行為の啓発が課題だったとして今回の取り組みを「PRする好機ととらえた」と話す。CCCブック&カフェ部の池田希英さんは「寄付は地域に還元できるようにしたい」と、寄付先が明確な市社協に協力を求めたと説明している。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

蒔田公園に仮設桟橋

運河チャレンジ

蒔田公園に仮設桟橋

17日、水上交通で街つなぐ

11月14日

全盲者が描く似顔絵と心

全盲者が描く似顔絵と心

南区のNPOが企画

11月14日

使用済み油が航空燃料に

使用済み油が航空燃料に

中区内に回収場所広がる

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

5年ぶりにへそ祭り

西区藤棚

5年ぶりにへそ祭り

11月3日、商店街で神輿や踊り

10月31日

前職が議席守る

衆院選1区2区

前職が議席守る

松本氏は及ばず

10月31日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 私のまちの連合会長

    地区連合町内会インタビューvol.10

    私のまちの連合会長

    埋地地区連合町内会会長 藤平 保之さん

    11月7日

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook