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口腔ケアQ&A【2】 定期連載 教えて!歯医者さん 取材協力/中区歯科医師会
Q.親しらずは必ず抜かないといけないですか?
A.親しらずとは18歳から25歳位に生える、前歯から数えて8番目の歯の事です。第三大臼歯、智歯とも言います。多くの方は、「出来れば抜きたくないけど、抜かないとダメなのかな?」と思っているのではないでしょうか?必ず抜かないとダメってことはありませんが、抜いた方がメリットのあることが多いです。
抜いた方が良い場合は、【1】親しらずが横や斜めに生えているor一部しか出ていない【2】全く生えていなくてもレントゲンで診ると手前の歯を押している【3】親しらずに虫歯や歯周病がある【4】過去に、親しらずが腫れた、痛みがあった【5】矯正治療を始めるなど。将来、ブリッジの支台歯、歯の移植等で利用できる場合もありますが、痛いのを我慢して放置していると、他の歯の寿命を縮めてしまうことにもなるので、これらの場合には抜いた方が良いと思います。
一方、抜かなくて良い場合ですが、親しらずが真直ぐに生えて、上下噛み合っていて、大きな虫歯も無く、綺麗に磨けている場合は、抜く必要はありません。
しかし軟らかい食事が多く、顎が小さい現代人の場合、綺麗に親しらずが生えるのは稀ですので、かかりつけの歯科医院で一度相談することをお勧めします。
中区歯科医師会の会員医院は、公式ホームページでお近くのエリア別に検索できます。ぜひご覧下さい。
※このコーナーでは中区歯科医師会 地域保健部・地域医療部の先生が、歯や口の健康についての質問におこたえします。
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