横浜の総鎮守・伊勢山皇大神宮(池田正宏宮司)では今夏の本殿造営に向け2月9日、日が落ちた夕刻にご神体を一時的に移す「仮遷座祭」が執り行われた。ご神体は、境内に昨年完成した神楽殿に安置された。
暗闇に包まられた境内には、同神宮創建150年記念事業奉賛会の会員約60人が参列。神職19人による神事のあと、四方を白い布で取り囲んだ御神体がゆっくりと神職とともに参道を進み神楽殿へ。その列に奉賛会会員も続いた。
ご神体は仮遷座する神楽殿から改めて10月ごろに新本殿に移され、2020(平成32)年5月15日に創建150年奉祝祭が予定されている。旧本殿は東日本大震災の被災地で倒壊した神社の社殿として生かされる予定だ。
昨年には神楽殿および参集殿が完成。本殿は、三重県の伊勢神宮から譲り受けた旧社殿の材を使い新たに再建される。
奉賛会では伊勢神宮の材を使用することについて「創建150年の節目に横浜総鎮守の本殿として迎えることは格別の感慨を覚えます」と記している。また、同神宮が創建されたことで初めて横浜の人たちの心が一つになったと言われており、今回の創建150年も「市民こぞって」を目標に掲げる。
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