奇跡の勝利に列島が歓喜に沸いたサッカーワールドカップロシア大会・日本対コロンビア。中区長者町のコロンビア料理店「メデジン・ヨコハマ」には両国のサポーターが駆け付け戦況を見守った。
カナダから一時帰国中のカラドゾ・マリオさん(26)彩水(あやみ)さん(23)はコロンビア人と日本人の夫婦。「結婚後にこの対戦が決まり、ずっと楽しみにしていた」とテレビで知った同店に訪れた。テレビ局のカメラが入るなか、次々とコロンビア人が来店。日本サポーターの姿もあり、比較的なごやかな空気が流れていた。
試合は6分に香川真司選手のPKで日本が先制。意気消沈していたコロンビア応援団だが、39分に同点に追いつくと喜びを爆発。しかし73分、大迫勇也選手の勝ち越し弾が決まり再び日本サポーターが歓喜の雄たけび。そのまま日本が逃げ切ると両国のサポーターは固い握手を交わし、健闘をたたえた。
「絶対的アウェイでの勝利は最高。ベイスターズが甲子園で阪神に勝った時のよう」と興奮気味に話したのは港北区から訪れた日本人サポーター。一方のコロンビア人たちは試合などなかったかのように、笑顔で情熱のダンスタイムに興じていた―。
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