生前に身の回りの品の処分や所有財産の整理、相続に関する手続きや計画、自身の葬儀や墓などの準備をする「終活」。終活アドバイザーの柴田典子さん(金沢区在住)は、「死んだ後のことだけでなく、自分の今後の生き方を含めて考えることが大切です」と話す。
まず着手しやすいのは、「持ち物の整理」。「一気にではなく時間をかけると、意外に捨てられますよ」と柴田さん。例えば、ごみの日に一つ余分に袋を用意し、今日は台所、今回はベッドルームと場所を区切り少しずつ、整理を進める。また、信頼できる専門業者に見てもらうのも一つの手。「ただ捨てるのは忍びないし、時としてお金になるので、損はないと思います」
財産で生き方が決まる
これからを考えると「介護が必要になったら…」「施設に入ったら…」など心配ごとは尽きないが、自分名義の財産がいくらあるかで、選択の幅は変わってくる。柴田さんは「まず、自分の資産を把握することです」とアドバイス。その上で、生き方を決めるべきという。今は、家を担保にお金を借りることもできる『リバースモーゲージ』、名義は子どもでも所有権は自分に残る『家族信託』などさまざまなサービスがある。アンテナを磨き情報を仕入れるのはもちろん、専門家を上手に活用しライフプラン作成に役立ててみては。
エンディングノートは、こうした財産・保険の情報や介護・葬儀・相続の希望などを整理して伝えるもの。柴田さんは、必要な情報を必要な時と人に見てもらえるために、一歩進んだ「アクティブノート」を提唱する。このノートは、自身の医療情報や延命処置、臓器提供を記す「救急隊に見せる用」、自身の伝えたいことや介護の希望を記す「生きているうちに見てほしい用」、お金や気持ちなどデリケートな事柄を記す「亡くなってから見てほしい用」と3冊で構成。「ノートは書かなければ意味がない。セミナーや相談会を利用し、ぜひ実践してほしい」と話した。
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