任期満了に伴う神奈川県知事選(3月21日告示、4月7日投開票)で、市民団体代表の岸牧子氏(62)と現職の黒岩祐治知事(64)が相次いで立候補を表明した。
岸氏は武蔵野美術大学卒。美術教師などを経験。2005年に「横須賀市民9条の会」を結成。13年の横須賀市長選に出馬し落選している。
1月29日に横浜市内で行った会見で岸氏は「今の県政は安倍政権と一体で役割を発揮していない」とし、「未来の子どもに憲法9条を手渡したい」と述べ、平和を守り、福祉や教育に力を入れたいとした。政党の公認は得ない方針だが、「市民と立憲野党が力を合わせることが必要」と今後、各党に呼び掛けていく方針。
一方、2月6日に横浜市内で会見した黒岩氏は、2期8年を振り返り、「未病改善や文化芸術のまちづくりなどが進んだ」とし、県政運営を「80点」と自己評価した。その上で「やり残したことがある」として、再生可能エネルギーの数値目標達成や健康寿命延伸の取り組みが十分ではないとした。政党の支援については「共産党以外は全てお願いする」と述べた。
黒岩氏はフジテレビのキャスターなどを経て11年の知事選で初当選し、15年に再選。
(2月11日起稿)
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