かつて「日藤のマラドーナ」と呼ばれた男は、「本牧のマラドーナ」となって三ツ沢に帰ってきた―。
今季途中でYSCCに加入したFWの田場ディエゴ選手が、9月8日にニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ3リーグ第22節・セレッソ大阪U―23戦でJリーグデビュー。後半途中出場し、直後に試合の流れを引き寄せるプロ初ゴールを決めた。
ケガからの復活
藤沢市出身の23歳は、第93回全国高校サッカー選手権大会で日大藤沢高の背番号10として創部初の全国4強に貢献。卒業後は国士舘大に進学したが、4年次に右膝の前十字靱帯断裂の重傷を負った。リハビリを経て大学卒業後の今年4月、YSCCの練習に参加し契約を勝ち取った。
負傷から完全復活していなかったのと、リーグに選手登録可能なのが7月以降となったこともあり、加入直後はリハビリに専念。前線の選手が好調ということもあってかセレッソ戦が初のベンチ入りとなった。
投入5分で決めたゴールは、左サイドから相手を翻弄するようなドリブルでペナルティエリア近くに持ち込み、勢いよく一閃。3対0で快勝した試合の立役者となった。
選手登録完了以降、毎回知人を試合に招待していたという田場選手は「ずっと出られていなかったので、長かったというか遅かったですね」とにこやかに話した。
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