MM21街区NEWS㉞ イオンモールが運営主体に 市、YWPの所有株を売却
10月末に客船ターミナルを核とした新たな施設「横浜ハンマーヘッド」がオープン、それに伴い桜木町駅と同施設を結ぶバス路線が新設されるなど注目を集めている新港地区。この地の「街開き」と共に誕生したのが開業20周年を迎えた大型商業施設「横浜ワールドポーターズ(YWP)」だ。
今年8月、YWPを運営する(株)横浜インポートマートの株式をイオンモール(株)=千葉市=が取得し、筆頭株主となった。
そもそも横浜インポートマートは、輸入促進を目的とした国の特措法を受けて横浜市や神奈川県などの行政機関や地元経済界等の共同出資により95年に設立された会社。市が筆頭株主(持株比率約40%)で市の外郭団体だった。
施設の延床面積は約10万平方メートルを誇り、衣類や雑貨などのショップが約100店、飲食店約40店、映画館は8スクリーンを持ち、駐車場は1千台の規模で幅広い世代に利用されてきた。
魅力アップに期待
このほど市は行政改革の一環として民間主体の経営に移行することを決め、全株式をイオンモールに売却。同社は今回の株式取得について、重要施策である「都市部における成長機会の獲得」の一環と説明している。今後はイオングループのスケールメリットなどを活かし、商業施設としてさらなる魅力や利便性などの向上が期待される。
YWP開業当初から運営に携わってきたスタッフは「これからも『期待感』を持って『来たい館』であり続けたい」と話している。
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