神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2020年2月27日 エリアトップへ

横浜美術館 澄川氏の創作活動に迫る 企画展、5月24日まで

文化

公開:2020年2月27日

  • LINE
  • hatena
作品を説明する澄川氏
作品を説明する澄川氏

 「澄川喜一 そりとむくり」展が横浜美術館で開催されている。抽象彫刻のパイオニア・澄川喜一氏(88)の創作活動を振り返る企画展。最新作を含む約90点の作品・資料を展示するのは、首都圏の公立美術館で初の試みだ。一般当日1500円で5月24日まで。

 東京スカイツリーのデザイン監修を務めたことで知られる澄川氏。野外彫刻や環境造形作品は全国28都道府県120点以上に及ぶ。みなとみらい線馬車道駅構内の『金波・銀波』や緑区鴨居駅近くの『鴨池人道橋』など横浜市内でも複数の作品を手掛け、横浜文化賞を受賞している。

 澄川氏は島根県に生まれ、山口県立岩国工業高等学校に進学。岩国市の錦川にかかる錦帯橋の美に魅了された経験が創作活動の原点だ。その後、東京芸術大学の彫刻科に入学。人物などを塑像する具象表現を学び具象彫刻を極めながらも、仮面を主題にした作品『MASK』シリーズを生み出すなど、次第に抽象彫刻への創作へ転換した。

素材の美を追求

 70年代以降は、木の性質である「そり」と「むくり」を活かした作品や素材の美を追求した作品を手掛けた。内覧会で登壇した澄川氏は「30年ほど横浜で創作活動をしており、展覧会ができ嬉しいです。日本の木の美しさを体感してください」と呼びかける。問い合わせは横浜美術館【電話】045・221・0300

ガイドと巡る市内3コースも

 企画展連携のガイドツアーが3月15日、25日、4月3日の3日間、開催される。横浜シティガイド協会が主催。澄川氏の市内作品を巡る。

 15日は本牧山頂公園の澄川作品『種』や県庁新庁舎『飛翔』などを、25日は大岡川『一本橋』『道慶橋』や横浜公園『ブラントン胸像』など、4月3日は鶴見川『鴨池橋』、横浜駅東口『万里橋』などを巡る。各コース、最後に美術館で学芸員による展覧会ミニレクチャーも。各回午前9時30分〜午後0時45分頃。参加費500円。企画展入場には別途観覧券(参加者優待料金1300円)が必要。定員各回50人。申込は同協会【電話】045・228・7678(平日10時〜16時)。

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

納税功労者を表彰

納税功労者を表彰

中税務署など10団体

11月23日

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

納税普及に尽力した個人・団体を表彰

納税普及に尽力した個人・団体を表彰

横浜南税務署管内の4区

11月23日

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook