中区山下町の「ホテル横浜ガーデン」が3月31日で閉館する。横浜スタジアムや中華街、オフィス街に隣接するシティホテルとして、観光からビジネスまで幅広く利用されていた。館内には2つのレストラン、テラス席のあるカフェ、宴会場、チャペルも併設し、地域の会合や団体の定例会場に使われるなど、地元の人たちにも親しまれていたが、昨年11月に閉館を決定し、32年の歴史に幕を閉じることになった。年明けにホームページ上で公表してからは閉館を惜しむ声が続々と寄せられているという。
同ホテルは1988年10月にオープン。2018年6月、横浜DeNAベイスターズ初のオフィシャルホテルになった。7階フロアの5部屋をベイスターズをテーマに装飾した客室として提供し、ライブビューイングなども実施。2階のバーカウンターには選手の写真やサインが並び、ファンを喜ばせていた。
同ホテルを運営する湘南ホテルマネジメント(株)は「今まで多くの地域のみなさまにご利用いただき感謝の一言に尽きます」とコメント。土地と建物は売却予定だが、その売却先や今後の活用方法などの情報は公表されていない。現状建物が壊されることはないとのことで、4月以降に新オーナーからの発表があるのではと予測される。宿泊は3月30日まで、レストランなど館内施設は3月31日まで営業する。
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