データ活用を通じて子どもたちに活躍の場を提供する 中山 圭太郎さん 中区大和町在勤 39歳
子どもの「好き」に光を
○…東京大学などが主催する「データを活用し、地域課題を解決するコンテスト」で放課後等デイサービス「キッズコネクション」=中区大和町=に通う子どもたちを全国2位の表彰台に。2016年から同コンテストに出場するチームを支援し、毎年ファイナリストに導いている。今回の入賞は「まちづくりの専門家と競い、全国2位に選ばれたことは子どもたちにとってかけがえのない経験になったはず」と目を細める。
○…データ活用の専門家。11年前からデータベースを用いて企業のコンサルタントを行う会社を経営する傍ら、市経済局が主催するオープンデータを活用する事業に参加。市内中小企業などの支援を行ってきた。また、子どもたちがアプリ開発などを競うハッカソンイベントを市内各地で企画。大和町のキッズコネクションで開催した際に「熱意があり、教えるのが楽しかった」とその経験がスタッフを務めるきっかけとなった。
○…現在は埼玉県に住所を置きながら、90歳近い認知症のおばあちゃんと大和町に住んでいる。地域の人たちと関わるなかで、認知症高齢者を詐欺被害から守るまちの取り組みから始まったルームシェアだ。本当の祖母ではないが「一緒に住むことでおばあちゃんがイキイキするようになりました」と笑顔。
○…北海道の出身。小学生の頃から参考書を片手に独学でプログラミングに熱中した。地元の高等専門学校に入ってからはアプリやソフトウェア開発のコンテストに応募し、度々入賞。専門誌にも掲載された。「受賞したときや雑誌に名前が載ったときはとても嬉しかったですね」と振り返り「子どもたちが好きなことに光を当てる場を今後も創発していきたい」と意気込んだ。
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