神奈川県住宅供給公社内のKosha33=中区日本大通=で3月16日、メディア作りの指針を示すツール「ローカルメディアコンパス」の完成発表会とメディア向けの体験会が開催された。同ツールはローカルメディアの運営などを手掛けるNPO法人森ノオト(北原まどか理事長)=青葉区=が制作したもの。
このツールは横7・5cm×縦14・7cmのカード上のもので、カードには「おっと?主人?旦那さん?」と記事の表現を問うものや「広告を出しているんだから」とスポンサーから要望を言われたときの対応など、メディア関係者が体験してきた声を綴った49のエピソードを掲載している。
「情報の海を渡るための羅針盤(コンパス)をつくりたい」と2018年度から同ツールの制作をスタート。同法人のメンバーでライフデザインラボの所長を務める船本由佳さんを中心にメディア関係者などを集めたワークショップなどを開き準備を進めてきた。
168万円の寄付で
昨年11月から12月まではデザインと印刷資金を調達するためクラウドファンディングを実施し寄付を募った。174人から167万8千円を集め、500セットを制作。現在、3960円(税込)で県住宅供給公社1階のライフデザインラボなどで販売中だ。
メディア関係者向けの体験会では「○○村の○○さん」と記されたカードを用いて、個人情報の扱い方について意見を交わし「取材時に個人情報掲載の許可を得て進める」など、その取扱い指針を共有した。
ワークショップ実施の補助となる資料や同ツールの詳細はhttp://localmedia.morinooto.jp/から。一般向けのお披露目会は5月16日に日本新聞博物館で実施する予定。
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