桜木町駅から北仲通地区にかけての様相が、この週末で大きく変化する。横浜市役所新市庁舎が正式開業し、JRの新改札もオープン。両地点をつなぐ歩行者専用の「さくらみらい橋」はきょう25日午前10時に開通する。北仲通地区・桜木町駅前・野毛エリアの回遊性が向上し、街の風景も変わりそうだ。
本日開通さくらみらい橋
新設されるJR桜木町駅の新南口(市役所口)と横浜市役所の新市庁舎を結ぶさくらみらい橋は全長約232m。通路部分には屋根が設けられている。桜の名所、大岡川に掛かることや未来へのイメージから公募で名称がつけられた。
新市庁舎2階部分から、大岡川を渡った先でクロスゲートビル方面と新南口改札方面の二手に分かれる。改札方面階段付近には昇降用のエレベーターも併設される。
新南口と駅ビル
JR桜木町駅の新南口は27日から供用開始。利用できるのは午前7時から午後10時30分まで。
同日には改札直結の商業施設「CIAL桜木町ANNEX」と「JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町」がオープン。「CIAL―」には横浜ならではの5つの専門店(ミートダイニング、洋食屋、ベーカリーショップ、スイーツショップ、バー)が集まるフードホール「KITEKI」やスーパー「成城石井」などが出店する。
「鉄道発祥の地」にちなみ、実物の110形蒸気機関車や再現された客車、ジオラマなどが楽しめる「旧横ギャラリー」も併設される。
改札からはさくらみらい橋を経由して北仲通地区に行けるほか、線路を挟んだ歩道橋を使えばぴおシティや野毛方面へ。大岡川をまたぐ既存の歩道橋からは関内エリアに行くこともでき、回遊性向上につながりそうだ。
新市庁舎が本格始動
29日には関内駅前から移転した、横浜市役所の新市庁舎が全面供用開始となる。
これまで複数の建物に分散していた各部局は、22日までに引っ越しを終えて集約された。地上32階建てで、1・2階には商業施設「ラクシスフロント」が入居するほか、庁舎外周には明治・大正時代の遺構を展示、また大岡川沿いにプロムナードも整備された。
周辺では新型コロナウイルス感染症の影響で一部店舗のみが先行オープンしていた商業施設「北仲ブリック&ホワイト」が6月25日に正式開業。新しい横浜の表情に注目が集まる。
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