中区・西区・南区 教育
公開日:2020.07.30
中3に節目の場を
中・西区で交流試合、開催へ
新型コロナウイルスの影響で、今夏の中学校運動部の各種大会は中止となった。そんな中、神奈川県内の各地区中学校体育連盟などが主体となり、代替試合が実施されることが、本紙取材でこのほど分かった。横浜市内では、各区で部活動ごとに代替試合に向け検討されている。
横浜市の部活動のガイドラインには、8月1日から同一区内または近隣での対外試合、合同練習が可能となること、同日から16日までとなる夏休み期間で、土日に実施する場合はいずれか1日のみであることなどが盛り込まれている。また実施競技については各競技で検討され、柔道などの接触機会の多い種目や、演技制作から練習といった準備に時間のかかる新体操などは見送られる方向。同一区内に数が少ない部活動は、近隣区との合同での開催を検討する。ガイドラインを踏まえ、中・西両区では8月1日から、部活動ごとに試合が開催される予定となっている。
安全・安心を優先
中区の仲尾台中学校の藤井正春校長は「3年生には今回を部活動の区切りの場と捉えてもらえたら」と話す。一方で新型コロナの影響や熱中症が多くなるこの時期での開催を考慮し、健康・安全面での対策として試合時間の短縮や密を避ける開催運営などの措置がとられる。
「今までの集大成となる大会がなくなってしまって、生徒たちは戸惑っていたと思う。少しでも成果を出してもらえるよう、環境を整えていきたい」と話すのは西区と保土ケ谷区の区境の岩井原中学校の桝渕道彰校長。また「本来なら全ての競技で開催したかった」とも話した。
市の関係者は「不安や心配の声も届いている。感染の状況によっては、またゼロになる可能性もあるが、出来る範囲で節目を作ってあげられれば」と話す。
中学生の大会は、4月末に全国中学校体育大会、5月末に県大会(県中体連)が相次いで中止と発表された。その後、県関係者によるとスポーツ庁から各都道府県、各教育委員会を通じ、「中3向けに代替案を」という通知があった。県内でも6月初旬、各市区町村に代替案の検討依頼を文書で示していたという。
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