中区日本大通で活動するNPOなど11団体が、昨年12月に開催された「寄付月間2019」の企画コンテストで展示活動やワークショップを実施し、このほど全国176団体の頂点となる企画大賞(最優秀賞)に輝いた。
寄付月間は、2015年から始まり、毎年12月1日から31日までの間にNPOや大学、企業、行政など寄付に関わる団体がイベントを実施することで寄付啓発を行っている全国的なキャンペーン。(株)三菱総合研究所の小宮山宏理事長が委員長を務め、寄付団体やNPO、有識者など32団体が所属する寄付月間推進委員会が運営している。
大賞を獲得した企画「寄付でつなぐ未来へのバトン〜多様な子どもたちへ多様な未来を〜」は、神奈川県住宅供給公社1階で活動するKosha33 ライフデザインラボが発起人となり市内10団体とともに「寄付月間2019@日本大通実行委員会」(丸山伊津紀委員長)を組織することで実現した。
一人の呼びかけから
同企画では、各団体の活動を紹介するパネル展示を22日間開催したほか、12月13日〜15日には
寄付の教室、横浜野菜などを扱ったマルシェなど9つの企画を行った。企画には有料イベントも織り交ぜ、参加費は各団体の活動資金に充てる仕組みにした。なかには、障がい者支援団体「NPO法人日本補助犬情報センター」と、地域住民と在日外国人の交流を支援する「NPO法人Sharing Caring Culture」で読み聞かせを行うなど他団体同士が協働する場面もあった。
寄付月間の参加は、認定NPO法人地球学校を運営し、16年から同企画に参加している丸山委員長がライフデザインラボで呼びかけたことがきっかけ。同ラボの船本由佳所長と「多様な価値を伝えるために10団体くらいで参加したい」と同ラボのネットワークを活用して協働を促し昨年は4団体、今年で11団体に広がった。
表彰式は7月16日、同推進委員会の岩元暁子さんを同ラボに招き開催。岩元さんは「他団体が協働し、複数の日程で幅広い世代に届く企画を実施したことを評価しました」と解説。津軽金山焼のトロフィーを受け取った丸山委員長は「11団体が力を合わせた企画で最優秀賞が受賞できとても嬉しい」と喜んだ。
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