横浜市消防局は7月30日、中区本町の新市庁舎屋上の場外離着陸場で消防ヘリコプターの離着陸訓練を実施した。新市庁舎が開庁してから、同離着陸場を使用した初の訓練となった。
金沢区間を2往復
高層ビルの多い新市庁舎周辺で、パイロットの飛行・離着陸などの技術向上を主な目的とした今回の訓練。市の消防局航空消防隊では、現在ヘリコプターを2機保有し、訓練当日はそのうちの「はまちどり2」を使用。同機は横浜へリポート=金沢区=から、直線距離にして約12Km先の新市庁舎に着陸する一連の流れを、パイロットを交代し2往復行った。
旧市庁舎には離着陸場が設置されておらず、従来は西区のみなとみらいへリポートを使用していた。
新設された市庁舎の場外離着陸場は、災害時にけが人の救助や物資の輸送などのほか、市長など災害対策の人員の移動に活用され、今後は目的に応じてみなとみらいへリポートも使用される。
同機は昨年、台風15号による高波で浸水し、修理が完了してから初の飛行となった。消防局航空科長の櫻井清二さんは、「飛んでいる姿を見れて感無量」と話しつつ、「今回の訓練を実際の現場に生かせるようにしたい」とした。
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