10月14日は「鉄道の日」。日本で最初に鉄道駅が設置された場所であるJR桜木町駅では、11月23日まで様々なキャンペーンが行われる。中でも注目されるのが、新南口と共に今年6月開業した旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」だ。
同ギャラリーには、鉄道創業の1872(明治5)年から新橋〜横浜間を走ったが歴史的価値の高い110形蒸気機関車が展示されている。今回、鉄道の日を記念して14日から18日までの5日間、CIAL桜木町または同ANNEXで税込500円以上買い物した人を対象に、機関車に連結された中等客車(再現)の乗車体験ができる。
歴史教材の価値も
同ギャラリーには、110形蒸気機関車の搬入経緯を紹介した動画パネルや、開業当時のジオラマなどがあり、鉄道発祥の地の歴史を知ることができる。また午前8時から午後9時まで、毎時ちょうどに蒸気機関車の汽笛音が響く演出も。
国鉄で機関士として働いていた前畑勇さん(72)=緑区=は開業当時に使用された蒸気機関車の展示について「当時の歴史を学ぶ学校教育の教材としての文化的価値も十分にある」と評価する。桜木町駅については「まさに客・貨両方の日本の輸送歴史の始まりの拠点だった」と話した。
開通当日、明治天皇をはじめ伊藤博文、西郷隆盛、勝海舟らが乗車したといわれる。鉄道の日に際し、勝海舟の玄孫にあたる高山みな子さんは「高祖父がアメリカで見たであろう機関車がついに日本を走る、どれほど感動しただろうか」と当時に思いをはせた。
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