NPO法人アクションポート横浜の代表理事で、県からボランタリー活動で表彰を受けた 高城 芳之さん 中区山下町在勤 38歳
若者と地域つなぎ15年
○…「まちにたくさんの主人公を!」を合言葉に中区山下町を拠点に活動するNPO法人アクションポート横浜。3年前から代表理事を務める。このほどNPO団体と大学生をつなぐ活動が評価を受け、神奈川県からボランタリー活動奨励賞が贈られた。「評価され嬉しいです。活動がさらに広がるよう、全力で取り組んでいきたいです」と意気込みを話す。
○…地域活動に目覚めたのは大学生のとき。戸塚区にキャンパスを持つ明治学院大学で大学祭「戸塚まつり」の実行委員として、学生と地域との交流を推進した。「地域と学生の結びつきがなく、寂しく思ったのがきっかけ」と交流会を企画し、地域活動へと発展させたが「地域と学生でニーズに差異があり、なかなか上手くいかなかった」と話し「試行錯誤して達成したときは嬉しかったですね」と笑顔。
○…卒業後は内定していた民間企業へ就く予定が、学生時の経験が生かせるNPOの存在を知り、路線変更。同法人前身の横浜市市民活動支援センター運営委員会に就職した。それから15年以上地域活動に尽力する。現在は近隣11大学と連携したNPOへのインターンシップや横浜の街でサンタにふんして慈善事業を行う「サンタプロジェクト」など幅広く展開。「地域と学生が地域について考えることで生まれる相乗効果を体感できるのがモチベーションです」と醍醐味を話す。
○…世田谷で妻と3歳の娘の3人で暮らす。「いろんな場所に連れて行きたい」と土日の休みはパパの顔に。本業以外も大学の非常勤講師を務めるなど忙しい日々を過ごすが「このコロナ禍でも、いろんな立場で地域と若者をつなげる活動に関わり、地域の魅力を引き出していきたい」と前を見据える。
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