8月22日投開票の横浜市長選に向け、市民団体「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」は6月3日付で立憲民主党(立民)神奈川県総支部連合会に候補者擁立へ向けた政党間協議の申し入れを書面で行ったと発表した。8日に横浜市役所で会見を開き発表した。
市民の会は、責任を持って候補者を擁立するという野党第一党の立民の思いを尊重してきたと説明。しかし、市長選挙告示まで2カ月ほどとなった現在も候補者選定に至っていないことに「憂慮を深めている」として、申し入れでは改めて「カジノ反対、住民自治を取り戻す」という同会設立の考え方を持つ候補者の早期選定と、IRに反対する政党間での協議を進めることを求めた。申し入れに対し、8日時点で立民県連からは回答はないという。
同会世話人の岡田尚弁護士は、カジノ誘致反対の署名活動に応じた20万人余の思いに対して、カジノを含むIR(統合型リゾート)誘致に反対する市長候補者を擁立することは「私たちの責任」と語った。
市民の会としては、現状、一刻も早い立民の候補者選定を待つ姿勢に変わりはないとしつつも、「カジノ反対、住民自治を取り戻す」という同会設立の原点とかけ離れた候補予定者であれば、支持しないことも示していた。
市長選挙には、いずれも新人で市議の太田正孝氏と動物保護団体代表理事の藤村晃子氏、前衆議院議員の福田峰之氏が立候補を表明。現職の林文子市長は6月8日時点、立候補するかどうかの態度は明らかにしていない。
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