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関内 YMCAで「こども食堂」 横浜RCが運営、4日から

コミュニティ教育

公開:2021年7月29日

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特製のフードパントリーバッグを手にするYMCA職員(右)と横浜RCの担当者
特製のフードパントリーバッグを手にするYMCA職員(右)と横浜RCの担当者

 横浜ロータリークラブ(RC、吉永昌生会長)は、横浜YMCAと連携して「こども食堂」をスタートする。初回は8月4日の午後5時30分から1時間ほどを予定。コロナ禍のため食材品を無料配布する「フードパントリー」で行う。

 米や缶詰、菓子、飲料などを1セットに100セット限定で、横浜中央YMCA1階=中区常盤町1の7=で提供する。食材品を入れる袋は、YMCAが運営する障害者の就労支援作業所で作られた特製の「バッグ」。英字新聞などを再利用したものでデザイン性も重視したものだ。

 こども食堂の対象は、子どものいる家庭や学生、外国につながる人たちなど。当日は同RCが支援する中高生のボランティア団体・インターアクトクラブがある聖光学院=中区滝之上=の生徒が配布などに協力。食材品はロータリークラブの会員らからの協賛で用意した。

学習支援や生活相談も

 横浜RCが所属する横浜・川崎エリア(第2590地区)では、地区の方針としてこども食堂の支援を掲げており、同クラブとしても継続的な支援を模索してきた。その中で、クラブ会員に聖光学院をはじめYMCAのメンバーがおり活動内容を検討。クラブとして食事を提供し、学習を支援し、居場所を提供し、生活相談を受けることを活動の柱として取り組むことを決めた。

 YMCA同館2階の食堂利用を計画するが、コロナ禍の当面はフードパントリーで対応する。

 中区地域子育て支援拠点を担当するYMCAの二戸明美さんは、中区には外国につながる若者も多く様々な属性の居住者が多いエリアとして「留学生などの支援も行うYMCAならでのこども食堂にできれば」と話した。大高聡館長は「横浜RCの組織力、ネットワークがあってこそ。このような活動に場を提供することに意味がある」と評価していた。

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