ボクシング、タイ国スーパーフェザー級チャンピオンの 大場 綜さん 西区北幸在勤 41歳
52歳までボクサー現役を
○…2016年11月にプロボクサーとしてデビュー。タイ選手と外国人選手とが戦うタイ国のインターナショナルスーパーフェザー級王座に君臨して7月で丸3年、すでに2度の防衛を果たしている。めざすは世界王者だが、アジア代表決定戦が世界的なコロナ禍で見通せない状況に。「アフターコロナに必ず決定戦を行います」と鋭い眼光で語った。
○…数年前までは戸部警察署の近くに住んでいたが、支援者の縁から現在は東京都羽村市で暮らす。練習は週5〜6日。1日3時間、大田区のジムで汗を流す。シャドーボクシングや縄跳び、サンドバッグにパンチボールなどルーティンをこなす。毎日のロードワークも欠かさない。「朝は8Kmを45分ほどで走ります」と淡々と話した。
○…「背が低くて病弱。強くなりたくて始めた」。ボクシングは身近な存在だった。それもそのはず、伯父は現役のチャンピオンのまま交通事故でこの世を去った伝説のボクサー、大場政夫さんだ。伯父へのあこがれもあり中学3年で出身の小樽から上京。「周りに合わせるのは好きじゃない」と高校を1年で中退し、練習の合間を縫って机に向かい大検を取得。18歳で法政大学法学部に入学するも、1年で中退した。西区に住む父親は「『お前の好きにしろ』と言ってくれました」と、その信頼がうれしかったという。
○…個人事業者として横浜駅西口の好立地に事務所を置く。「支援者のおかげです」とはにかんだ。野球も好きでテレビ観戦が息抜きだ。また政治や法律関係の書籍を読むのが大好きという。ボクシングの魅力は「命がけの真剣勝負」と明快に語る。「体力の衰えは感じていない」と、52歳までの現役を掲げ、ボクサー人生を突き進む。
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