10年の歩み一冊に
「ひとかけらのレンガが港町を冒険する」アニメーション作品『ハーバーテイル』の"すべて"を紹介する展覧会が12月3日から12日まで横浜赤レンガ倉庫1号館2階で行われる。時間は午前11時から午後6時まで。入場無料。
港町「Y」を舞台とする同作品は、横浜市内をはじめ世界24カ国で上映されてきた。人形を少しずつ動かして撮影するストップモーションアニメーションの技術に加え、世界観を表現するためにデジタル技術を駆使。国内外のアニメーション映画祭で多数入選、受賞するなど高い評価を得ている。
完成10周年の節目にあたり作品の旅を一冊にまとめることになり、その記念に最初の上映会場だった横浜赤レンガ倉庫で展覧会を開くことになった。これまでの歩みをまとめた書籍『ハーバーテイルのすべて』は12月10日の発売予定(税込2750円)。展覧会場でも10日から12日まで販売する。
展覧会では、撮影に使用された人形や美術セットの再現、国内外での上映ポスター、人気者だった「レンガくん」のスナップ集などの紹介、ストップモーションアニメーション作品の公開など様々なコンテンツを用意。4日午後5時30分からは、第2作で老女役を演じた女優の五大路子さんを迎えたトークイベントも企画する。
同作品の生みの親である中区太田町のアニメーションスタジオ、アイトゥーン代表で監督の伊藤有壱さん(59)=中区在住=は、完成させた書籍について「作品と活動の集大成」と評価。「横浜好き、アニメーション好きな方に知ってもらいたい」と話した。
上映とトークも
中区若葉町の映画館・シネマジャックアンドベティで12月10日から16日まで、『ハーバーテイル』3部作と伊藤監督が手掛けた他の短編作品を上映。上映後には可能な限り伊藤監督によるミニトークも。
ハーバーテイル10周年の展覧会などは公式サイト(http://www.i-toon.org/harbortale10th.html)で確認できる。
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|
|