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MM21熱供給最終回 都市を発展に導く地域熱供給 取材協力/佐藤茂取締役
みなとみらい21(MM)地区へ冷暖房や給湯に使う熱エネルギーを供給するみなとみらい21熱供給(株)。今年1月から11回にわたり同社で働く人にスポットを当て取り組みを紹介してきた。最終回は、同社の佐藤茂取締役が登壇。MM地区を舞台に事業を展開してきた同社の歩みと未来の展望について聞いた。
同社の熱供給事業は、MM地区の熱需要に対して熱エネルギーを一元的に製造・供給している。
街全体を省エネ化
一般的に建物ごとにある熱源機器は、経年劣化のため次第にエネルギーの効率は低下していくが、同社プラント内で製造する熱エネルギー効率は、全社員の努力により年々改善。それは、機器の適切なメンテンスをはじめ、街の開発に合わせた機器の増設、リニューアルや熱需要に合わせた効率的な運転などが寄与している。「最新機器で製造された消費効率の高いエネルギーが地域導管で各建物に供給されることで、街全体の省エネに貢献しています」と佐藤取締役は説明する。
MM地区の開発は9割を超えている。更なる高効率な製造・供給を行うため既存プラントへの最新機器の導入を進めるほか、新プラントの整備により安定供給を行う体制づくりや、32年間無停止の実績を継続するため、災害時のBCP強化にもさらに力を入れる。
使命感持ち脱炭素化へ
今後は、脱炭素化への取組が最重要課題だ。同社では、脱炭素化された原材料(ガス・電力)を用いれば、供給延床面積400万平方メートルを超す地区全体に脱炭素化された熱を供給できる。「炭素が0になってもエネルギー消費量は0にはならない。その削減努力は永久に続けるものであり、使命感を持って継続していきたい」と先を見据える。
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