ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」奏者のカテリーナさん=人物風土記で紹介=が3月10日、西横浜駅近くの福祉施設、生活創造空間にしのランチコンサートに出演した。1回30分程度で2回実施、前半ではウクライナの歌『幸せの鳥』など4曲を披露した。
カテリーナさんは、ウクライナの伝統衣装を着て演奏。曲の合間には楽器の説明も行った。
同楽器の起源は12世紀ごろ。65本の弦からなり、5オクターブの音域を持つ。重さは約8kg。構造としてはピアノに似ているという。目の見えない人によって演奏されてきた歴史を持つ楽器で「日本の琵琶と音楽的背景が似ているかもしれない」と指摘していた。同楽器の奏者は日本にカテリーナさんを含めて2人しかいないという。
施設1階のロビーで行われたコンサートでは「大好きな日本の歌」として『翼をください』を紹介。情感たっぷりに歌い上げていた。最後にはジョン・レノンの『イマジン』を弾き語り、平和を願った。
市民から募金も
カテリーナさんのファンという西区藤棚町の西山裕美さんは、ウクライナの現状を憂いて地域で義援金を募った。当日はその一部をカテリーナさんに手渡した。募金はカテリーナさんを通してウクライナ大使館に送られるという。募金箱は会場となった生活創造空間にしなどに設置されている。カテリーナさんは2019年から同施設での演奏会に出演している。
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