西区平沼の女性専用コワーキングスペース「ブルーコンパス」の会員2人が協同し制作した医療用テープがこのほど、第7回の医美同源デザインアワードで、プロダクト部門最優秀賞を受賞した。2人はチューブなど医療機器を固定するために使われるテープに可愛らしいデザインを施し商品化。「患者の入院生活を豊かにする」と高く評価された。
同アワードは、石川県の(一社)菊地誠22世紀医美支援事業団の主催。医療にアートの視点を取り入れ、患者の入院生活を豊かにする作品を評価するもの。今回は、国内外から85点の応募があり、9組が最終審査へ進出。公開審査を経て3つの部門別に最優秀賞が決定した。
受賞したのは、Merry Care Shop代表の松下由希子さんが開発した「メリーケアテープ」。一般的に白や肌色が多い医療用テープに、動物や果物のデザインを施すことで「医療機器の周りを彩るテープ」にアップデートした。
同テープは、松下さんが2018年に早産を経験したことを機に発案。鼻から栄養を送るチューブを装着するため、無機質なテープで大部分を覆われた子どもの顔を見て、「もっと可愛らしいテープがあれば」と商品化した。
その後、松下さんは子どもだけでなく多世代が使えるデザインを模索。ブルーコンパスでデザイナーの岡田美奈子さんと出会い意気投合し、協同で制作を開始。現在は季節や行事に合わせたデザインも加わり、計14種類のテープを販売している。松下さんは「受賞を機により多くの人に知ってもらい、療養中の人やその家族の力になれれば」と話した。
テープはオンラインショップ(https://merrycareshop.stores.jp/)などで購入できる。
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