中区の「まかどの森」や西区の「浅間台みはらし」など横浜市内にある全25のプレイパーク(子どもが自由に遊べる野外の遊び場所)の運営支援を行うNPO法人「横浜にプレイパークを創ろうネットワーク」(YPC)=神奈川区=がこのほど、自治会町内会などの地域団体のイベント会場や企業の敷地内で遊び場をコーディネートする「よこはまプレイキャラバン」と題したプロジェクトを開始した。
手作り遊具も
市内各地のプレイパークで、場と人のつながりをコーディネートするプレイリーダーが、依頼者の目的や条件に合わせて遊び場を創出。「卓上ホッケー」や「クーゲルバーン」など、自然素材を使った手作り遊具を活用しながら、子どもの「やってみたい」という好奇心を刺激する。
実施までは、目的や開催場所などの詳細をヒアリングした後、見積もりを作成し契約。会場の下見や打ち合わせを経て、イベントを開催する。
このプロジェクトを考案し同法人でプレイリーダーを務める高橋利道さんは「子育て世代の集客や自治会、子ども会でのコミュニティーづくり、企業の社会貢献などでぜひ活用してほしい」と呼びかける。
このプロジェクトは、プレイパークの支援育成やプレイリーダーの雇用育成など同法人の活動を持続可能にするための資金調達と、子どもが自由にありのままで遊べる遊び場の価値を広く伝えていくねらいがある。
高橋さんは「遊びは子どもたちの生きる力を育むもの。街のなかでこのプロジェクトを実行することで遊び場づくりの価値を広めていければ」と話す。(問)【メール】ypc-office@yokohama-playpark.net
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