生きづらさに関わる問題に寄り添い続ける相談室が中区翁町にある。昨年開設10年を迎えた「ヒューマンサポートセンター」(アルク相談室)だ。アルコールや人間関係、家族などの様々な悩みに、それぞれの「当事者」が応じる。7月2日にはコロナで延期されていた記念講演が中区で開催される。
相談室は、アルコール依存症の回復支援を行うNPO法人市民の会 寿アルク(三浦保之理事長)の事業の1つとして2011年2月に開設。電話と面接による相談、また「分かち合いの会」や、70歳前後の参加者が語り合う「高齢者の会」も年に数回開催している。
昨年は延べ2606件
昨年の相談実績は延べ2606件。再相談が2543件で全体の97%を占めた。内容はアルコールなどの依存症関連や家庭、障害、生活に関わることなど多岐にわたる。50、60代からの相談が9割以上となっている。
相談に応じるのは約10人のボランティアスタッフ。依存症からの回復者や、回復者の家族、子どもの不登校を経験した保護者など、当事者が対応する点が特徴だ。寿アルク創立当時から関わる上野千恵子さん(80)は「当事者が相談に乗ることで経験を分かち合うことができる」と話した。
相談は無料で電話および面接(予約制)で対応。平日午前10時〜午後3時に実施している。
相談室を手掛ける寿アルクは、寿町のアルコール依存症の人たちの回復を支援しようと前理事長の村田由夫さんが中心になり1992年8月に設立。今年で30年を迎える。デイケアセンターや生活訓練センター、作業所などを運営している。
7月2日に記念講演
相談室開設10周年の記念講演は「子ども、若ものの現状とその支援」をテーマに、長年子どもと若者の課題に取り組んできた和田重宏さんを講師に招く。7月2日(土)午後1時30分から、かながわ労働プラザで開催。問い合わせや申し込みは同相談室【電話】045・264・4406、4409(平日10時〜15時)。
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