横浜平沼高校ダンス部が「第15回日本高校ダンス部選手権」の関東甲信越大会ビッグクラスAブロックで優勝し、8月17日に東京都で行われる全国大会に出場することが決まった。同大会出場は10年連続10度目。部員たちは大舞台に向けて、練習に励んでいる。
高校ダンス部の日本一を決める同大会。同校が出場した13〜40人で演技するビッグクラスには、関東甲信越の145校が出場し、23チームが全国の切符を手にした。
同部は2年生26人で出場。予選を1位通過し全国へ行くことを目標に、「日本人形」をテーマとした創作ダンスで挑んだ。おかっぱ頭に和装の衣装を身にまとい、童謡『はないちもんめ』や『ガラモン・ソング』などの奇怪な雰囲気の曲やメロディーに合わせて、力強くキレのある踊りを披露した。
雰囲気づくりにこだわり
「コロナ禍で予選出場の選択を迫られたり、3月の新人戦でベスト8入りできなかったリベンジを果たさなければならないというプレッシャーがあった」と振り返る部長の破田野栞さん(16)。これまで、明るい曲調のポップなダンスで大会に出場していた同部は、踊りを一新。より良い演技のため、部員同士の話し合いや先輩からのアドバイスを参考に、練習方法を改善。モチベーションが下がった時には、円陣を組み目標を再確認するなど、部全体の雰囲気づくりにこだわり、優勝をつかみ取ったという。
部員たちは、「予選を通じて、目標を達成する喜びを知った。予選より何倍もレベルアップした作品を披露する」と意気込みを語った。
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