西区在住で横浜平沼高校3年生の冨村日花さんが、9月24と25日にポーランドで行われた「フルコンタクト空手」の世界大会で優勝した。突きや蹴りを直接打ち合って闘う同競技。冨村さんは得意のひざ蹴りやパンチの連打などを繰り出し、18歳で世界一に輝いた。
新極真会神奈川東横浜支部・木元道場に所属する冨村さん。同会による「全世界ウエイト制空手道選手権大会」には、世界103の国と地域から選抜された178人がエントリーし、男女4階級ずつに分かれて世界一の座を争った。
冨村さんは女子中量級に出場。年上の体格差のある海外選手との初めての対戦にも臆することなく試合に臨んだという。
ベスト4進出をかけた2回戦目では、相手を悶絶させる「一本勝ち」を量産し全ヨーロッパ大会を連覇しているテオナ・ガズデリアニ選手(ジョージア)と対戦。海外勢の猛追を抑えるために「絶対に負けられない」という気持ちで、相手を手数で圧倒し勝利をつかみ取った。
準々決勝の「空手を始めた時からずっと憧れの先輩だった」という加藤小也香選手との対戦も延長5対0で勝利。決勝は全日本女王の吉田優輝選手を相手に、下段まわし蹴りの連打やひざ蹴りで、世界一を決めた。
「とにかく楽しめた」と冨村さん。「応援してくれた道場の皆や家族のおかげ。これからは追われる立場になることを自覚し、まずは日本一、次は無差別の世界大会で優勝する」と意気込んだ。
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