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コレットマーレ医療モール「みなとみらいケンズクリニック」 肝機能異常の注意点とは? 取材協力/みなとみらいケンズクリニック 渡邊史郎院長
Q・健康診断で肝機能異常といわれました。無症状でも医療機関受診が必要ですか?
A・肝臓は再生能力に優れているため、症状があらわれにくく「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状があらわれるころには病状が進んでいることが少なくありません。
健康診断の肝機能検査は、血液検査のAST、ALT、およびγ-GTPで評価します。ASTとALTは主に肝臓に多く含まれている酵素です。肝細胞が壊れると、これらが血液中に流れ出して数値が上昇します。特にALTは肝臓に特異的で、その血液中の高さは肝臓の炎症・障害を反映します。γ-GTPは胆道系の酵素とよばれ、胆汁の流れが妨げられると血液中で増加します。過度の飲酒で上昇するほか、胆道の閉塞、胆石、胆のう炎、肝炎、肝腫瘍などでも上昇することがあります。
肝機能異常の原因としては肝炎ウイルスの感染、アルコール、肥満、薬剤、胆道系の病気などがあります。特に頻度が高いものがアルコールの飲み過ぎや肥満による脂肪肝です。健康な肝臓には、3%〜5%程度の脂肪が含まれています。しかし、5%を超えると肝細胞の中に脂肪滴というものが現れるようになります。脂肪肝の中には治療せず放置すると肝臓の炎症・線維化がすすみ肝硬変へ進行するものがあり、さらに肝細胞がんを発症する場合もあります。肝臓の脂肪蓄積のみならず、血液検査でALTが高くなっている方は注意が必要です。脂肪肝は生活習慣を見直すことで改善が可能です。飲酒を控え、肥満の解消をしましょう。摂取量と栄養バランスの良い食事を心がけて、適度な運動が大切です。肝機能異常は無症状だからといって放置すると進行する場合がありますので、必ず医療機関を受診し、ご相談ください。
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医療法人社団健生会 みなとみらいケンズクリニック
〒231-8331横浜市中区桜木町1-1-7 TOCみなとみらい3階
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4月27日~4月27日