3月15日に加賀町警察署の詐欺被害防止アドバイザーに就任した 日野 美歌さん 横浜市在住 60歳
歌で地元を元気づけ
○…1982年に歌手デビューし、同年12月の『氷雨』が大ヒット。翌年には紅白出場も。86年の大ヒットデュエットソング『男と女のラブゲーム』は今も幅広い世代に親しまれている。今月3日に還付金詐欺の電話を受け、すんでのところで被害に遭わずに済んだ。「お金が戻らなかったら、アドバイザーを引き受けることはできなかった」と話す。
○…鎌倉市出身。中華街は思い出の場所。母の職場が近くにあり、幼い頃から家族で中華料理を食べに来ていたという。時折、母が「ピータンやチャイナドレスなど、この街ならではのお土産を買ってきた」と懐かしむ。30代で横浜市に引っ越してからは横浜ベイスターズの大ファンに。それまで野球にあまり興味がなかったが、生活の中に球場が溶け込み始めたことから好きになった。「友達がチケットを取ってくれて、よく応援に行っています」と話す。
○…アドバイザーに就任した理由の1つに「大好きな場所だから」と横浜愛を語った。2009年の開港150周年を記念に発売した自身のインディーズレーベル第一弾アルバム『横浜フォール・イン・ラブ』では、横浜をテーマにした楽曲を収録。自ら制作を発案し、「横浜でキュンとする曲」を友人らにリサーチして選曲し、カバーしたという。
○…コロナ禍の2019年12月に父親、21年1月に母親を亡くした。「不安が募る毎日でこういう事が起きてしまい、心の中で切なさ、寂しさが沢山あった数年間だった」と当時の心境を語る。それでも前を向いて歩もうと、昨年4月にリリースした楽曲『明けの明星』では「止まない雨も、明けない夜もない」という思いを歌詞に込め、不安の中で生きる人たちに力を与えている。
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4月27日~4月27日