山下ふ頭が候補地となっていたカジノを含むIR(統合型リゾート)計画。その阻止に立ち上がった藤木幸夫さんに密着した映画『ハマのドン』(製作 テレビ朝日)=写真=が、5月5日(金)より市内をはじめ全国約40館で公開される。
「港で博打はやらせない」とIRに反対を貫いた保守の重鎮。映画は、その姿勢を鮮明にした2019年8月から、IR誘致撤回が確実となった21年夏の横浜市長選までを追った内容だ。地元の有力者やカジノ設計者のインタビューなども盛り込んでいる。
政治の原点を見る
監督は、テレビ朝日・報道ステーションのプロデューサーを務めた松原文枝さん。自身が手掛けたドキュメンタリー作品(21年11月放送)が基になっている。視聴者からの反響が大きく、知人の監督からの勧めもあり映画化を決めたという。
3年近く密着取材を行った松原さんは、藤木さんについて「誰に対しても区別なく接する姿が印象的。藤木さんの姿勢には政治の原点があるように思う」と話した。
藤木さんは現在92歳。横浜港ハーバーリゾート協会の会長を務める。
中区・西区は横浜シネマ・ジャック&ベティ、横浜シネマリン、横浜ブルク13、イオンシネマみなとみらいで上映予定。
![]() 監督の松原さん
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