結婚70周年でも撮影できますか-。本紙タウンニュースで結婚12年目を記念した「絹婚式撮影会」の記事を見た本間岩男さん(92)=西区みなとみらい在住=は電話で相談し、その場で申し込んだ。事後報告を受けた妻の緑さん(90)は驚いたが「きものは一度ちゃんと着てみたいと思っていた」。70年前の結婚式以来着る機会がなかったという2人。婚礼衣装で撮影する選択肢もあったが「仰々しくするのもね」と、紋服と華やかな訪問着を選んだ。
「日本人はきものがいいね。ぴしっと締まる」と岩男さん。お互い慣れないきもの姿に照れながらも「結構さまになっていた」「かっこよかったよ」と褒め合い、「すごく良い思い出になった」と笑顔を見せていた。
横浜から発信
この撮影会は大型連休中、シルクセンターを会場に行われた「ファミリーで楽しむきものまつり」の一環。絹の輸出で発展していった横浜から、日本の伝統文化であるきものを体験することを目的に毎年開催されている。同イベント実行委員会では「きものを着るきっかけにしてもらえて嬉しい」と話していた。会場では池田喜政さん=中区上野町在住=によるきものの講演や、家族で参加できるきもの撮影会などが行われ、多くの参加者でにぎわっていた。
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