横浜駅周辺やみなとみらい21地区などの商業施設や事業者が集積した区域と、住宅地や商店街などの下町情緒あふれる地域が共存する西区。昼夜間の人口比率は約190%(2020年)と、昼間の人口が多いことも特徴の一つだ。
65歳以上の人口割合は市平均と比べて低いものの、住宅が密集している南部は高齢化が進んでおり、地域によって状況が異なる。火災による被害者は一般的に高齢者が多いことから、個別訪問や訪問介護事業者への研修など、住宅火災の予防について「丁寧な対応が求められる」と話した。
また、商業施設などの事業者との連携も重要視する。「火災や救急要請の際に円滑に対応できるよう、日ごろから訓練や情報共有に努めたい」と語る。
戸塚区出身で「人の役に立つ仕事がしたい」と消防の道へ。市内各署や消防局内、また市役所への出向などさまざまな部署を経験。署長職は前任地の金沢署に続き2署目となる。気分転換はオートバイでのツーリング。「緑豊かなところが好きですね」とほほ笑んだ。
仕事に向き合う上で大切にしていることは「思いやりと優しさ。言い換えれば人の痛みが分かる優しさということ。これは消防の仕事の『原点』にも通じるものだと思う」と話す。
人の命や財産を火災などから守るという使命から、「署員に仕事へのモチベーションを高く保ち続けてもらうことが大切」とする。「仕事の先にいる市民の皆様のことを常に考えながら仕事にまい進する署にしていきたい」と抱負を語った。
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